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午前中の練習走行は、前年、前々年と2連覇を果たすゼッケン27 ティーポ・エアーレーシングチームが一番時計を記録。タイムは1分10秒台。今年から新しくワンメイクタイヤとして指定されたブリヂストン社製の高性能ラジアルタイヤ「POTENZA RE-11」をを早くも使いこなすところなど、さすが強豪チームといったところだ。
予選は12:40に開始。コースイン後2周目に1分09秒896のベストタイムを出したのはゼッケン13 ENGINE RACING TEAMの大井 貴之氏。午前中のタイムを大幅に短縮する驚異的なタイムだ。それを見て他チームも渾身のアタックを繰り返すが、気温が上昇してゆく中、どのチームも1分9秒台に突入できない。予選はゼッケン13 ENGINE RACING TEAMの圧勝となった。
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決勝スタートの16時、コースは秋晴れの気持ち良い風が吹き抜ける。コースサイドにズラリと並べられたマシン。そしてコースを挟んだ向かいに並ぶドライバー達。このメディア対抗ロードスター4時間耐久レースは、今では珍しい旧ル・マン方式でのスタートが採用されている。普段、運動不足のメディアスタッフ達にとっては足腰の強さを要求される厳しい(?)一瞬だ。

マツダのスペンダー副社長が振り下ろしたスタートフラッグ(マツダ社旗)にいち早く反応し、ジャンプスタートを成功させたのが、ゼッケン05 AUTOSPORT Racing Team、ゼッケン09 ホリデーオートレーシングチームの2台。オープニングラップは、ゼッケン05 AUTOSPORT Racing Team、ゼッケン74 REV×R&S人生すべて修行チーム、ゼッケン09 ホリデーオートレーシングチームの順で帰ってくる。予選1位のゼッケン13 ENGINE RACING TEAMは4位。序盤戦は、この4台にゼッケン99 CTスズメレーシングチーム、ゼッケン20 NNR(ニゲンシャ・ナビ・レーシング)、ゼッケン30 LV+MTOスポーツ、ゼッケン25 NEKO RACING TEAMなどが加わり、ドライバー交代を行いながら、めまぐるしく順位を入れ替えてゆく。

スタートから1時間半経過の74周目、ジワジワと順位を上げてきたゼッケン27 ティーポ・エアーレーシングチームがついに首位に。同一周回で追いすがるのは、ゼッケン25 NEKO RACING TEAM、ゼッケン13 ENGINE RACING TEAM、ゼッケン111 XaCAR城市一族など。徐々に上位チームが決まってゆく。
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スタートから2時間。みるみる日が暮れ、コース上はすでに漆黒。ライトオンするも、路面の把握は難しくなり、また燃費を考えてペースを抑えるために、どのチームもタイムは1分14〜15秒台となっている。

レースも残り1時間で、周回数はすでに140周。このペースでは、前年の優勝周回数183周を越えることが予想された。そんな中、省燃費走行に失敗したチームはズルズルと順位を落とし、逆に燃料に余裕のあるチームはベストタイムを更新しながら順位を上げてゆく。最初に動いたのはゼッケン04 人馬一体ロードスター。片山 右京氏のドライブで1分11秒075。それまでのレース中のファステストラップを更新する。

同時に上位陣のバトルもヒートアップ。トップは2位以下を周回遅れとさせたゼッケン27 ティーポ・エアーレーシングチーム。それを追いかけるのがゼッケン05 AUTOSPORT Racing Teamとゼッケン13 ENGINE RACING TEAMの2台。しかも、この2台は片山 右京氏の出したファステストラップよりも、さらにペースを上げて1分10秒台の予選タイムに匹敵するスピードでバトルを続ける。逃げるゼッケン27 ティーポ・エアーレーシングチームは1分14秒台。ジワジワと差は縮まり、なにかトラブルが一つでもあれば、大番狂わせの可能性も……。

漆黒の闇夜の中に繰り広げられるバトルの中、ついに波乱は起きた。不幸に襲われたのは2位争いを行っていたゼッケン13 ENGINE RACING TEAM。最終ラップの最終コーナーで、まさかのガス欠症状。歩くようなスピードで、ようやくのチェッカーを受けるが、そのとき順位は6位にまで落ちてしまったのだ。レースはチェッカーを受けるまでわからない! そんな言葉通りの劇的なゴールとなった。優勝はゼッケン27 ティーポ・エアーレーシングチーム。前年優勝チームに課せられていた5リットルもの燃料ハンデにも物ともせず、まったく隙をみせない見事なレース運びで、史上初の3連覇を達成したのだ。
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