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| 普段は脇役として、モータースポーツや新型車などをレポートする自動車メディア。そのメディアスタッフが主役としてレースを楽しみ、そのレースの楽しさを紹介するというイベントが、このメディア対抗ロードスター4時間耐久レースだ。初代マツダ・ロードスター(旧ユーノス・ロードスター)の誕生後すぐにスタート、19回目を数える伝統あるレースだ。今年の注目は過去2連覇中のゼッケン27 ティーポ・エアーレーシングチームの躍進を阻止するのはどのチームかということ。台風一過の秋空の下に振り下ろされたスタートフラッグを合図に、我こそは! と野望を抱く参加者たちは全力で走り出した! |
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マツダの開発者や役員などで構成される人馬一体ロードスター。今年は、代表取締役副社長のフィリップ・ジー・スペンダー氏をはじめ、プログラム開発推進本部の主査である貴島 孝雄氏と山本 修弘氏というマツダメンバーに、強力な助っ人として元F1ドライバーである片山 右京氏を迎え入れ、ドリームチームと呼べるような豪華絢爛な顔ぶれを揃えた。ちなみに、貴島氏はこれまで、メディア対抗ロードスター4時間耐久レースには“監督"として参加されていて、“ドライバー"として出走するのは初参戦。どんな走りをするのか? というのも注目であった。
予選アタッカーを務めたのはスペンダー副社長。「クルマの調子が良くて乗りやすいね!」とレースを楽しんでいる様子。ビジネスシーンでの姿とは異なり、まさにZoom-Zoomそのものの笑顔だ。ロードスターを生み出した貴島氏と山本氏の両氏もレースを楽しんだ様子。そんなロードスターを知り尽くした開発陣の走りはステディそのもので、着実にゴールへ向かってラップを刻んでいた。
レース終盤の闇夜にアンカーとして出走したのは片山氏。「ひさしぶりの筑波サーキット」と言いながらも、一時はファーステストラップを叩き出し、レースを盛り上げる。
「筑波は一番最初にレースの世界に飛び込んだ場所なんで、いろんな思い出があって、変に興奮してたかもしれませんね(笑)。レースを引退してちょっとクルマから離れていましたが、やってみれば、やっぱりレースもクルマも面白い。これからは現役で頑張っている人を応援するのも良いでしょうね」と片山氏。 |
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07年は入賞を惜しくも逃す7位。「助太刀無用賞」を得るも、悔しさは晴れない。そこで今年は、大井 貴之氏を優勝請負人として助っ人に採用。いつになく気合いの入ったレース入りとなった。そんな、助っ人 大井氏は、予選でさっそく実力を証明する。2位をコンマ6秒も離す1分9秒896で、堂々のポールポジションを獲得。ただ一人の1分9秒台であり、コンマ数秒にひしめく僅差の中位グループとは異次元のスーパーラップを叩き出したのだ。
「目標は優勝です。予選では1回アタックしただけでタイムが出たので、そのあとに燃費テストを行うこともできました。この調子ならば、本戦も期待が持てそうですね。これまで表彰台に乗ったことがないので、今年は狙いたいと思います」と鈴木正文編集長。
自信を見せる編集長の思惑通り、ゼッケン13 ENGINE RACING TEAMのレースは順調に進んでゆく。前半から中盤にかけては淡々と走りつつも、トップと同一周回をキープ。そして、残り1時間となったところで3位に躍り出た。ドライバーは頼もしい助っ人である大井氏。周囲が省燃費運転を守る中をファーステストラップを更新しながらトップを追いかける姿は感動的でもあった。しかしファイナルラップに、まさかのドラマが……。なんと最終コーナーで、恐れていたガス欠症状が発生してしまったのだ。とはいえ、表彰台は逃したが、今年のレースを最も盛り上げたのがゼッケン13 ENGINE RACING TEAMであったことは間違いない! |
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